学校における環境学習の推進

 

 地球の危機!

 便利で快適な暮らしを手に入れることに成功した私たちはつい「人類は地球に生かされているのだ」という認識を忘れがちである。

 燦燦と降り注ぐ太陽の恵み、新鮮な空気や水、豊かな実りをもたらす土、大地を浄化し多様な生命を育む森林、地球に埋蔵されている天然資源の活用を図ることが重要である。

 生命の維持に欠かせない多くの恵を与えてくれる地球環境は相互に作用しあい、絶妙なバランスを保ちながら人類を含む地球上の生物を守り続けてきた。

 しかし、「地球は祖先からの贈り物ではなく、未来からの借り物である」とアメリカンインディアンの生き方を象徴する言葉であるとされている。

 現在の地球は淡水の枯渇、人口爆発、食糧危機、地球温暖化等の対策を早急に解決していかねばならないと考える。

 そこで、子ども達の世代から一人ひとりが環境問題を見直し、身近なところから始める地道な活動が期待されている。自然を恩恵、自然を畏敬する教育を展開することが大切である。それが未来に繋がる橋渡しになると信じている。


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       環境学習の授業(西宮市立高須小学校4年生)

                         平成23510日実施

 

 市民一人ひとりがこの問題を真摯に受け止め、日常生活を見直す機会になればと期待する。

 

             JICAシニアボランティア

                   パラオ共和国派遣(H.17~H19

                                           橋本 力